8000年も帰国禁止? 国際結婚の男性が巻き込まれた想定外すぎるトラブル
妻を追って移住したら、待っていたのは離婚調停…。超高額の慰謝料が払えなければ、西暦1万年まで出国禁止になった男性がいる。
イスラエルの法律によって、およそ8,000年も自国に帰ることができなくなってしまったオーストラリア人の男性がいる。その窮状を『ABPLIVE』『Independent』などの海外メディアが取り上げ、話題を集めている。
■入国禁止ならぬ出国禁止
オーストラリア出身のノーム・ハパートさんは、2012年に1歳と5歳になる子供たちに会うためイスラエルに入国。その前年に移住していたイスラエル人の妻のもとを訪れたところ、待っていたのは離婚調停だった。
妻は離婚および子供たちの養育費の支払いを求めており、現地での裁判の結果、ノームさんは約8,000年間イスラエルから出ていくことを禁じられてしまったのだ。
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■4億円払うか8000年待つか
8,000年とは、刑期が寿命を超えることのあるアメリカの刑務所でもなかなか見ない数字だが、これはイスラエルの離婚法によるものだだ。ノームさんは養育費を払い終わるか、西暦9999年の12月31日までイスラエルを出国することができない。
裁判所によると、ノームさんは子供が成人するまで、毎月5,000新シェケル(日本円で約18万円)の養育費の支払いが命じられている。さらに2013年に課された慰謝料の総額は、334万ドル(約3億8,000万円)にも達しているという。