サイゼ、全メニューの約9割値上げも「素晴らしい」と称賛　その理由は…

イタリアンレストラン『サイゼリヤ』が23日、7月1日から全メニューの値段を改定することを発表した。

庶民の味方のサイゼも、増税や新型コロナウイルスにともなう業績悪化には勝てなかったのか……と思いきや、その真相にネット上では称賛の声があがっている。

 

■全メニューの約9割値上げも…

同社HPに掲載されたリリースによると、今回の価格改定は新しい生活様式を視野に入れたもの。メニューの税込み価格の末尾を00円または50円に統一することで、接触機会を減らすことを目的としているという。

例えば、定番商品である「ミラノ風ドリア」は299円から300円に1円の値上げ。値上げ率で言うと約0.3％だ。

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■値下げになる商品も

この価格改定の結果、約140ある全メニューのうち、約9割の商品が1～21円の値上げとなるものの、残りのメニューは10円～19円の値下げに。例えば169円だったライスは150円と、1割以上も価格を下げることとなる。

このように端数がない価格設定にすることで5円、10円玉硬貨の使用を減らし、最終的に取扱い硬貨の80％削減を目指すという。また、あわせてキャッシュレス決済の導入にも対応していくそうだ。

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■「なるほど」「素晴らしい」

今回の発表に対し、ネット上では「なるほど端数を減らすためか」「1円2円の値上げは気にならないのでオッケイよ〜」「これは珍しく応援できる値上げ」「素晴らしい」などの声が。

その一方、値上げと聞いて早とちりした人も少なくなかったようで、「ミラノ風ドリア399円になるみたいな話かと思った」「一瞬焦った」などの反応も確認できる。

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（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）