携帯型の空間除菌グッズで事故多発 1歳児が被害に遭ったケースも
携帯型の空間除菌商品について、消費者庁が注意喚起。火傷のような症状を追う事故が多発しているという
新型コロナウイルス感染拡大の第二波到来が懸念される昨今。マスクに加え、様々な除菌グッズの需要が高まっている。そうした中、消費者庁は「携帯型の空間除菌用品」について、注意を呼びかけた。
■表示どおりの効果得られない可能性
消費者庁では、携帯型の空間除菌用品について、今年5月にも注意を促している。
その際は「携帯型の空間除除菌用品について、『身につけるだけで空間除菌』などの表示が行われていることがありますが、当該表示の根拠とされる資料は、狭い密閉空間での実験結果であることがほとんどです」とし、「表示どおりの効果が得られない可能性があります」というものだった。
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■火傷のような事故…1歳児も被害に
そして今月7日に、消費者庁は再び「携帯型の空間除菌用品」について注意を促すツイートを投稿。
首から下げるだけで空間除菌が行える称する、二酸化塩素を利用した商品を使用中、火傷のような状態になった……という事故が、今年6月~7月に、同庁に少なくとも4件寄せられているという。
その中には、1歳児が被害を受けた事例もあったとして、再び注意を呼びかけた。
【携帯型の空間除菌用品による皮膚障害に注意】
首から下げるだけで空間除菌が行えると称する製品(二酸化塩素を利用した商品)を使用中、火傷のような状態になった。との事故情報が6~7月で少なくとも4件消費者庁に寄せられ、1歳児が被害を受けた事例もあります。 https://t.co/q8iYvP4cl2— 消費者庁 (@caa_shohishacho) August 7, 2020
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■「火傷するよ」SNS上でも波紋
コロナ禍において注目を集める、この「空間除菌用品」について、インターネット上では「火傷するよ」「部屋に置くだけならいいけど、身に付けるのは気をつけたほうがいい」など、様々な反響が寄せられている。
また、同庁の一連の投稿には「社名や商品名を公表して」とのコメントも書き込まれていた。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)