山田裕貴が感じる30代の俳優としての責任感 「ここからは本物しか残れない」

山田裕貴にインタビューを実施! 30歳を迎えるにあたっての心境や誕生日当日に放送されるバースデー特番についてなど話を聞いた。

山田裕貴

俳優の山田裕貴が18日、30歳の誕生日を迎えた。

山田は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)のゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役で俳優デビューを果たし、その後も数多くのドラマや映画、舞台に出演。ジャンルを問わず多様な作品に溶け込む演技力で、唯一無二の存在感を築いている。

本日オープニングセレモニー表彰式が執り行われる『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020 Powered by Hulu』では、輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターを「新しい波(ニューウェーブ)を起こしてほしい」という気持ちを込めて表彰する「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」を受賞した。

しらべぇ取材班では今回、誕生日まで残すところ1週間に迫ったタイミングの山田にインタビューを実施。30歳を迎えるにあたっての心境や誕生日当日に放送されるバースデー特番についてなど話を聞いた。


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■「本物の俳優にならなければ」

山田裕貴

―――本日はよろしくお願いします。30歳の誕生日を迎えられる瞬間が迫ったこのタイミングで、お話を伺う機会をいただけて、本当に嬉しいです。

山田:誕生日は毎年来るんで、じゃあ毎年この時期は取材に来てください(笑)。


―――いいんですか(笑)!? それはぜひそうさせていただきたのですが、30歳になるタイミングというのは個人的に特別な感覚があるのかなと思っていて。

山田:僕は「おー、30歳か!」くらいの感じですけど、20代の俳優さんと30代の俳優さんでは違うなっていう責任感はあるのかなと思います。


―――責任感というのは?

山田:いい大人だし、いい俳優って言われるように、しっかりしないとなって。


今までは勢いだったりとか、フレッシュな役が多かったりしたと思いますが、ここからは本物しか残れないだろうなという感覚が何となくあるので、本物の俳優にならなければと思っています。


僕の場合、そんな(フレッシュな)役ばかりやってるわけではないので、あんまり当てはまらないですけど(笑)。


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■出演作が100本を突破

―――30代になるということで役者としてのあり方、見られ方に変化があるだろうなという風に感じられているということですが、山田さんご自身は30歳という年齢に何か特別思うところがあるという感じではなさそうですね。

山田:デビューから考えると来年が10周年なんですけど、この仕事を始めた頃は、10年やれたらよく続けられたほうだと思っていたので、30歳という節目まで続けられていることは良かったなって思います。


本当に全然続けられなくて、辞めちゃうパターンもあるだろうし、そこまでは続けられたんだなって思うと、すごく嬉しいです。


―――これまで数多くの作品に出演されてこられたと思うのですが、今振り返ってみて、とくに印象深かったり、考え方に変化をもたらしたような作品はありますか?

山田:まだ公開されていない作品もありますけど、撮影が終わったものでいうと、今年(出演作が)100作を超えたみたいで。


その場その場で(質問のような作品は)いっぱいあるし、全部がそうなんですけど、『ストロボ・エッジ』はたくさんの人に観てもらえたし、福士蒼汰、有村架純ちゃんといういい仲間にも出会えて思い出深いなとか、だーすー(菅田将暉)との『あゝ荒野』、『HiGH&LOW』も『なつぞら』もそうだし。


でもやっぱり、僕が(特定の作品の)名前をあげちゃうと、「山田くんはあの作品のこと言ってた」って言われるので、すごく言いたくないです。「そうやって言われるので(取材でも聞かないで)」って、書いといてください(笑)。

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