中畑清氏が中心になり… 江川卓氏が「大型連敗を止める方法」を告白
江川卓氏がチームの連敗中に「してはいけないこと」や中畑清氏が実践した解決法を語る。
元読売ジャイアンツの江川卓氏が、現役時代に同僚の中畑清氏が実践していた「連敗を止める方法」を語った。
■大型連敗の原因は…
発端はチャンネルのスタッフがパシフィック・リーグで福岡ソフトバンクホークスが12連敗、北海道日本ハムファイターズが13連敗と大型連敗が同時発生したことについて、疑問をぶつけたこと。
江川氏は「NHKで落合博満さんがしゃべっていた」と前置きしたうえで、「ソフトバンクも日本ハムも絶対的なエースがいない」ことを原因に挙げた。
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■連敗中に「やってはいけないこと」は?
連敗中の「チームの雰囲気」を質問されると、「もうずいぶん昔ですけど、思いとしては真っ暗ですね。やっちゃいけないのは、おたがいにけなすことですね」と江川氏。
続けて「あいつがエラーしたとか、あいつがあそこで打てなかったとか、あいつがあそこで右に打てばよかったとか、外野フライを打てばいいのにって、おたがいに思い始めたときに、チームがダメになってしまう」と指摘した。
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■中畑氏が音頭を取り…
さらに江川氏は「そういうときになにをやっていたかというと、われわれはというか、中畑(清)さんね、野手の中心は。われわれは西本くん、定岡くん。みんなで選手だけで、そういうふうにならないように食事会をやるんですよ」と振り返る。
そして「やりましょうかということになって、選手だけで集まって。コーチを入れないで、選手だけで。コーチと仲が悪いわけじゃないですよ。選手だけでそういうのを言い合わないように、やったことを覚えていますね」と話した。
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■お食事会で「まとまる」
さらに江川氏は「おたがいが、打てないから負けたとか、抑えないからとやらないように。なるんですよ、スクイズできなかったとか、ゲッツーじゃん、なんで2つアウトが取れないんだと始まったら終わっちゃうんですよ」とコメント。
続けて「そうならないようにやるのが、選手同士の集会というか、お食事会ですよ。みんなんでやって、がんばろうと。それでまとまる」と話す。
スタッフから「巨人ではよくベンチに清めの塩があった」と指摘されると江川氏は「清めの塩はありましたよ。あった、あった」と笑い、懐かしんでいた。
なお江川氏が所属した巨人の「最も長い連敗」は、2017年の「13」となっている。