谷繁氏が語る「ヤクルト・嶋捕手」 引退試合を前に送られたメッセージとは…

谷繁氏が語る、引退した嶋基宏捕手とのエピソード。2人はかねてから連絡を取り合う仲で…。

2022/10/12 16:45

谷繁元信

元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏は11日、自身のYou Tubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』を更新。引退した嶋基宏捕手(東京ヤクルトスワローズ)について語った。



 

■大物選手が数多く引退

ドラフト会議まで約1週間となった10月中旬。新たな選手を獲得するということは、引退を決断する選手が数多く存在する。今年は福留孝介外野手(中日ドラゴンズ)や糸井嘉男外野手(阪神タイガース)といった大物選手がユニフォームを脱いだ。

そんな中、谷繁氏は今季限りで引退を決意した嶋捕手とのエピソードについて語った。


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■2013年には最優秀バッテリー賞

嶋捕手は、2006年の大学・社会人ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。当時の野村克也監督の指導の元、ルーキーイヤーから頭角を現し、125試合に出場する。2013年には同期入団の田中将大投手とともに、「最優秀バッテリー賞」を受賞するなど、リーグを代表する捕手として活躍をみせた。

忘れてはならないのは、2011年4月に東日本大震災の復興支援のために行われた慈善試合でのスピーチ。事前にNPBからスピーチの内容を受け取っていたのだが、被災者を外からの目線で見た内容だったことから、「自分たちの思いを伝えたい」と考えて球団広報と相談の上、「見せましょう、野球の底力を」という心を震わす言葉が生まれたのだ。

そして2020年には出場機会を求め、ヤクルトに入団。3年目となる今季の出場は2試合だったものの、選手兼任コーチ補佐としてチームのリーグ連覇に貢献した。

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■谷繁氏にイジってほしいと連絡
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