動画投稿が目的で犬をバルコニーから投げた18歳 重度の動物虐待で起訴

許しがたい動物虐待行為。さらに動画投稿が目的だったとは、動機からして悪質だ。

2020/05/31 07:45

バルコニー
(prospective56/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

世の中は今、少年期や若年期の動物虐待行為を「ストレスの鬱積が原因」「ほんの出来心だった」といった理由で片付けることを許さなくなっている。

その要因のひとつは、動画投稿が目的で虐待を働くという悪質なケースが増えてきたからだ。厳重注意で済まさないアメリカでは、少年に実刑判決が下ることも少なくない。



 

■バルコニーから犬を投げる

アメリカ・ノースカロライナ州フォーサイス郡のウィンストン・セーラムで、ジャション・タイレル・ハンプトンという18歳の男が逮捕され、重度の動物虐待について起訴された。

20日、SNSに問題のある動画が投稿されたことで事件は発覚。ハンプトン容疑者はマンション高層階のバルコニーから1匹の犬を外に投げ落としており、地面に全身を強く打ちつけた犬が重傷を負ったことは明白だ。


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■「野良犬だから」と放置

捜査により動画投稿者として特定されたハンプトン容疑者は、落とした犬は「野良犬だった」と主張。犬の身体構造は高所からの落下に極めて弱く、死亡することが多いにもかかわらず、その後のことは「知らない」とも話した。

一方、現場付近には目撃者がおらず情報が乏しい。誰かが連れて行ったのか、地元の動物保護団体が犬を捜索しているものの、一向に見つかっていないという。

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■撮影者に共犯者も?
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