1歳児が栄養失調で衰弱死 ヴィーガンの両親は果物と野菜しか与えず

肉や魚のほかに卵も乳製品も拒んでいた両親。しかし果物や野菜だけでは赤ちゃんは育たない。

2019/11/19 10:00

ヴィーガン
(Foxys_forest_manufacture/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

まだ生後数ヶ月かと思うほど、体がとても小さかったその赤ちゃん。理由は両親の絶対的な菜食主義へのこだわりにあった。



 

■1歳児が栄養失調で衰弱死

米国フロリダ州リー郡のケープコーラルで今年9月下旬に死亡した1歳児。

今月6日に検死の結果が示され、栄養失調による衰弱死と断定されたことを受け、このほど徹底したヴィーガン(完全菜食主義者)生活を送っていたライアン・オレアリー(30)と妻のシーラ(35)が逮捕・起訴された。

2人の身柄はリー郡拘置所にあり、予備審問のため来月9日の出廷を命じられている。


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■ほかの子供も極端に低体重

当時1歳6ヶ月だった息子について、「呼吸をしていない。体が冷たい」として救急車を要請した母親のシーラ。しかし、その子が息を吹き返すことはなかった。

「母乳で栄養は足りていると思い、果物と野菜しか与えていなかった」と話している2人は、父親が異なる子も含めて他に3人の子を育てていた。うち3歳と5歳の子供はきわめて体重が少なく、虫歯も放置。黄色い肌で重度の栄養失調状態にあることは明白だった。

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■標準体重半分以下の赤ちゃん
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