和歌山県・甘露寺が『鬼滅の刃』聖地に 駅前から漂う「恋の香り」がエモすぎる

和歌山県のあるお寺周辺が、『鬼滅の刃』の聖地として注目を集めている。その秘密を市に直撃してみると…。

2020/11/04 05:45

現在公開中の映画が破竹の快進撃を続けている『鬼滅の刃』には、個性豊かなキャラクターが勢揃い。近頃はその特大ヒットに後押しされ、鬼滅キャラの名前と同名の地域や、縁のある施設が「聖地」として注目を集めているようだ。


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■西日本に恋の呼吸?

和歌山県・紀の川市に位置する浄土宗寺院「甘露寺」も、鬼滅ファンから人気のスポット。作中に登場する可憐な美女剣士である恋柱「甘露寺蜜璃」(かんろじ・みつり)と同じ名を冠すことから注目を集めているが、「甘露寺」でググッたところ、同名の寺院は全国に10数箇所以上存在するようだ。

なぜ和歌山県の甘露寺だけが、突出した人気を誇っているのか。それには自治体、寺院、周辺駅の「本気度」が大いに関係している模様。


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■「恋の香り」が漂いまくっている…

甘露寺前駅
(画像提供・和歌山電鐵)

まず目を引くのが、同県の甘露寺周辺にある貴志川線「甘露寺前駅」の辺りの様子。同駅の前には真っ赤なカラーリングをしたガチャガチャが設置されており、そこには「かんろじまえの恋みくじ」と記されているではないか。

ガチャガチャ
(画像提供・紀の川市)

付近にはさらに「恋」という漢字の象られた柱も立っており、完全に「恋柱」を彷彿とさせる。一体、甘露寺周辺で何が起こっているのか。

恋柱
(画像提供・紀の川市)

「甘露寺前駅」を運営する「和歌山電鐵」にコンタクトをとったところ、話題となっている数々の「仕掛け」は同県の紀の川市が主体となり、取り組んでいることが判明した。さらに、単なる鬼滅ブームに乗っただけでなく、こちらの甘露寺には様々な「鬼滅要素」が秘められていたことも明らかに。

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■紛うことなき「聖地」なワケ
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