国民民主・玉木代表、困窮する学生支援を明言 「連休明けにも法案提出」

国民民主党の玉木雄一郎代表が1日、定例会見に臨み、新型コロナウイルスの影響で経済的に苦しい状況にある大学生らを支援するため、野党共同で法案を提出すると明言した。

2020/05/02 20:00

玉木雄一郎

国民民主党の玉木雄一郎代表が1日、定例会見に臨み、新型コロナウイルスの影響で経済的に苦しい状況にある大学生らを支援するため、野党共同で法案を提出すると明言した。



 

■「連休明けにも提出」

新型コロナウイルスの蔓延でアルバイト先が休業になり、学費や生活費に困っている学生が急増している。

そんな状況を受け、「アルバイトの収入が激減し、休校で授業も受けられないのに、学費の請求は来る。そんな困窮する学生を支援する法案を、連休明けにも提出していきたい」と言及した玉木代表。


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■1兆円規模の支援策に

玉木代表は、収入が50%以上減少した学生に定額の給付金を支給することに加え、授業料の半額を国が負担するという2つの方針を軸にすると説明。

「学生にとっての固定費をしっかりと国が面倒見てあげたい。国立大運営費交付金や私学助成金を活用し、授業料の軽減は1兆円規模の支援策になる」と考えを明かした。


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■9月入学も一案

またコロナの終息が見えず、学校の休校が長期化していることも問題視されている。29日、安倍晋三首相はこの穴埋めについて「さまざまな選択肢を検討したい」と言及しており、一部の知事からは「9月入学・新学期」の声も上がっている。

それに触れた玉木代表は、「4月27日にワーキングチームを設置し、メリット、デメリットを精査しているところ。子供の学びをしっかり埋めていくことが大事だが、オンライン教育については地域差、所得差が生じることが懸念される」と問題点を挙げた上で、「学事日程を後ろ倒しにすることでフォローできるので、一つの方策が9月入学ということになる」と考えを述べた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生

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