キモカワ!深海生物オオグソクムシが食べられる店を発見
ダンゴムシの仲間であるオオグソクムシ君を、なんとカリッと丸揚げにして美味しくいただけるお店があると聞きつけレッツ取材。
2016/05/05 06:30
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
ここ数年「深海魚ブーム」がジワジワ流行しているのをご存知ですか? 一昨年にはNHKが潜航時間400時間に及ぶ取材の末、幻の深海生物「ダイオウイカ」を密着し話題に。
また、最近では多くの水族館で「深海生物フェア」が実施され、その人気は若い女性にまで広まっているほど。とくに人気の生物が「オオグソクムシ」。
2014年に行なわれた「ニコニコ超会議」では、オオグソクムシブースが設置され食事風景が生中継されました。そんな、ダンゴムシの仲間であるオオグソクムシ君を、なんとカリッと丸揚げにして美味しくいただけるお店があると聞きつけレッツ取材!
■緊張のご対面…
お店の名前は、東京・高田馬場にある居酒屋「米とサーカス」。
こちらのお店では、普段からカンガルーやヤモリ、ダチョウ、ワニなどのジビエをいただくことができます。 まずはお目当てのオオグソクムシの丸揚げ(1980円/税抜)をオーダー。
直径7センチほどの、シャコのような見た目。丸みをおびた背中は、原っぱの土から出てくるダンゴムシそのもの。 脇に添えられているレモンの違和感が半端ないです。
裏返すと、12本程度のズラッとした脚に昆虫感が出て、一瞬ギョッとします…。
硬いため、一旦3パーツに分けて…。
口に入れるとエビの唐揚げを彷彿とされる味わい。シッカリとした歯ごたえの外側と違い、内側に柔らかい身を感じられる部分があり、淡白な味わいでレモンにも相性抜群。
■揚げ物で温まった舌をヤギのキンタ◯で冷やす…
オオグソクムシで舌が温まったら、深海生物だけでなく、地上に息づくジビエも気になるところ…。 ヤギのキンタ◯(980円/税抜)は桜色のツヤが美しいです。
お刺身醤油につけるとジュワッと表面の脂が溶け出し…。
口触りなめらかで、クリーミー。
後からやってくるわずかな苦味とトロッとした食感は、色々な意味で大事な部位だということも忘れ、単純に刺し身として舌鼓を打ちます。
■飲み物もポテンシャル高い
オオグソクムシにもヤギのキンタ◯にも、相性の良いオススメの飲み物はこちら。
冬虫夏草酒(750円/税抜)。冬虫夏草とは、蛾の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種です。蛾がぷかりと浮く酒瓶は一見グロテスクですが、このお酒は免疫力向上や生活習慣病の予防に効果が期待できるそう。
また、6種の昆虫食べ比べセット(1500円/税別)も面白い!
サソリのお腹にはレバーのような濃厚な身がギッシリ。
同店舗では、5月15日まで「春の深海生物祭り」と銘打ち、深海生物専門漁船が水揚げしたオオグソクムシや、深海生物のオリジナルメニューが期間限定で展開中。
期間を過ぎたあとでも、物珍しいジビエの数々をおつまみにお酒を飲むことができます。デートで足を運べば、ドキドキとしたスリルで「吊橋効果」が期待できるかも。
【米とサーカス 高田馬場店】
住所:東京都新宿区高田馬場2-19-8
営業時間:17:00〜5:00 「春の深海祭り」開催期間:5月15日まで
(取材・文/奈津子・亜希子)
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)