無差別殺傷事件で娘の盾となり… 母親の愛情と本能的な行動が話題に

犯人はソマリアからの移民で、精神疾患を抱えていた。イスラム過激派組織との関りも疑われるという。

2021/07/02 07:00

母・娘・親子
(Zinkevych/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

ドイツ・バイエルン州で25日、精神疾患を抱えていた若い男が、刃物を手に繁華街に現れ、無差別殺傷事件を起こした。この事件の犠牲者の1人について、我が子を愛する母親ならではの本能的な行動が見られたと、話題になっている。

イギリスのメディア『The Sun』『Mail Online』などが報じた。


 

■裸足で手には大きなナイフ

事件は、バイエルン州ヴュルツブルクの繁華街にあるデパート『ウールワース(WOOLWORTH)』とその周辺で起きた。

犯人はアブディラマン・Jという24歳の男で、イスラム教の祈りの言葉である「アッラーフ・アクバル(アッラーは最も偉大なり)!」と叫び、大きなナイフを振り回しながら、ターゲットを探すように歩き回っていた。

裸足で歩き、過激なジハード主義を掲げる男の様子について、目撃者はメディアの取材に「精神面の異常は明白だった」と話している。


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■娘に迫った大きなナイフ

この事件で男は見ず知らずの3人の命を奪ったが、犠牲者の女性1人が、母親ならではの愛情と本能的な行動で自らが盾となり、11歳の娘の命を救ったことが話題になっている。

その女性とは、ブラジルからの移民で教師のクリスタイン・Hさん。まったく無防備な状態だったが、娘に男が近づいたことに気づくと瞬時に間に割って入り、腹部を深く刺されて死亡した。娘のアキネスさんも重傷を負っている。

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■過激派組織との関りを調査
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