「教える学生がいないのに給料もらえない」 教育熱心な大学助教授が驚きの抗議

新型コロナウイルスのパンデミック下で、耐えかねた大学助教授がある行動に出た。

2022/07/18 10:00

大学・教室

インド・ビハール州の大学助教授が、2年9ヶ月分の給料である238万ルピー(約400万円)を大学側に返すと抗議した。現地メディア『NDTV』で報道された。



 

■抗議の理由は?

約3年分の給料を返すと抗議したのは、ビハール州北部のムザッファルプルにあるニティーシワル・カレッジという大学で、ヒンディー語の助教授を務めているララーン・クマールさんだ。

ララーンさんによると、受け持つ授業に出席する学生がおらず、助教授としての職務を遂行できない状態は「学問的な死」を意味するという。また別の大学への異動願いを出すも、大学側に受け入れられないことに抗議をしたというのだ。


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■「座り込みもする」と主張

ララーンさんが入職した際、希望していた大学院クラスには自分より下位の人々が配属された。以降、たびたび異動願いを申し立ててきたが受け入れられることはなく、自分の名前が異動願書リストから数回排除されたと主張している。

「私の要求が受け入れられない場合、座り込みの抗議を開始します」と、ララーンさんは『NDTV』に語った。

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■大学側の言い分は「根拠なし」
インド教育大学話題抗議大学院新型コロナウイルスパンデミックビハール州デリー大学給料返済異動願い助教授
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