メルカリを装ったフィッシング詐欺に注意 「手口が巧妙化している」

「フィッシング詐欺の手口が巧妙化しており、本物と見分けがつかないケースも多々見られる」と国民生活センター。

2021/09/21 18:30

メルカリ・ヤフオク

国民生活センターによると、宅配業者を装った「不在通知」のニセSMS(ショートメッセージサービス)に関する相談が、2020年度は10,427件に達したという。前年度の4,346件から急増。そんな中、メルカリを装った新たな手口が全国で頻発している。



 

■アカウント停止を示唆

メールの題名は「更新に失敗しました。登録済み電話番号の確認をお願いします」というもので、宛名はメルカリとなっている。

また、メルカリのロゴが上部にあり、「アプリ上に登録されている電話番号について、現在お使いのものかどうかの確認をお願いいたします。お客様に連絡を取ることができませんでした」とある。

さらに、「クレジットカード会社に登録させている電話番号を現在使用されていない場合、クレジットカード会社の記録を更新し、お客様によるご確認行為は必須となっており、お客様のアカウント情報のご確認が行われなかった場合は、アカウントが停止される可能性がございます」と書かれている。


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■手口が巧妙化

その下には、ブルーのバーがあり「更新をクリックします」との表示が。最下部にもメルカリのロゴが書かれてあり、一見すると本物に見える。しかし、メルカリ側はこのようなメールは送っておらず、「現在、メルカリを装った不審なメールが確認されている」としている。

国民生活センターの担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「フィッシング詐欺の手口が巧妙化しており、本物と見分けがつかないケースも多々見られる」と話す。

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