金正恩に「重傷」説 4月14日のミサイル発射時に予期せぬ事故か

「心臓手術の失敗」や「重体」など深刻な健康不安説が飛び交っている北朝鮮の金正恩氏。新たに重傷説が浮上した。

2020/04/29 08:00

北朝鮮・平壌

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の健康状態について今、情報が錯そうしている。姿を見せない理由について何ら発表がないまま約2週間が過ぎ、最近では「植物状態説」まで飛び交っていたが…。



 

■心臓手術が失敗という説

故・金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日で、北朝鮮で最も重要な祝日といわれる4月15日に、なぜか姿を見せなかった金正恩氏。心臓の手術を受けたものの経過がよくない、植物状態になった、中国から医療専門家らが派遣されたなど、重体説がくすぶっていた。

米国のトランプ大統領は、28日午前時点でも金正恩氏の重体説を否定している。しかし、北朝鮮に何らかの異変が起きていることは間違いなさそうだ。


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■火を噴いたか破片か

金正恩氏の健康状態をめぐり諸説飛び交っていたなか、このほど韓国の『東亜日報』が興味深い記事を掲載した。

4月14日午前7時に北朝鮮が対艦巡航ミサイルを発射した際、トラブルが生じて金正恩氏に火あるいは破片が当たるなど、予期せぬ事故が起きた可能性があるという内容だ。

これは、北朝鮮マネーの要といわれる政府機関「朝鮮労働党39号室」にいた後、脱北して米国に亡命していた元高官の李正浩氏の見解だという。

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■根拠は大きく2つ
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