台風14号直撃で九州・四国は危険な大雨　近畿～関東は連休最終日がピーク

台風14号は、18（日）～19（月）に、中心気圧940～950hPaと発達した状態で九州に接近する見込みです。九州や四国では総雨量が600mm以上に達し、50年に一度レベルの記録的な大雨になる恐れがあります。関東地方でも、台風接近前のあす（土）から雨となりそうです。気象予報士の千種ゆり子が解説します。

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■台風14号　危険な状態で九州に接近

台風14号が九州に接近する時の中心気圧は940～950Paの見込みです。

940～950hPaとは、2018年の台風21号（関西空港が大規模に浸水、関空連絡橋にタンカーが激突）や2019年の台風15号、台風19号（千曲川が氾濫、長野の新幹線が浸水など）が上陸した際の勢力よりも強いことになります。

もちろん、地域によって大雨への強さ・弱さは異なりますから、上記のような被害が実際に起こるかはわかりませんが、台風の勢力としては、あのレベルよりもさらに強力だということです。

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■2日間ずっと大荒れの場所も

県庁所在地の中で大荒れになりそうな場所を、危険な順に並べました。

宮崎市、高知市、鹿児島市、大分市です。宮崎市や鹿児島市は他の地点より大荒れになるのが早く、17（土）から外出が危険となる見込みで、18（日）まで終始大荒れです。高知市、大分市は18（日）からがピークとなる予想です。

もちろんここに入っていないから安全というわけではありません。九州・四国・中国がとくに警戒が必要だと思ってください。