14歳妹が障害のある19歳姉を刺殺 少女を犯行に駆り立てたものとは
娘の1人が殺害され、もう1人は犯罪者としておそらく刑務所に送られるだろう。事件を知った両親は、どれほどのショックを受けたことか…。
米国・ペンシルベニア州で、14歳の少女が殺人容疑で逮捕された。身体に障害のある車椅子生活の姉を殺害したと自ら通報し、警察の取り調べにも素直に応じている。州の刑法に基づき、14歳でも成人として裁かれるだろうことを、地元メディアの『Lancaster Online』『WHTM-TV』などが報じている。
■現場は血の海
事件は、ペンシルベニア州の南東部に位置するランカスター郡の高級住宅街であるマンハイム地区で、22日午前1時過ぎに起きた。
クレア・ミラーという14歳の少女が、「眠っている姉の首を刺した」と自ら通報し、警察官が現場に急行。通報時からクレアはひどくヒステリックで、自身も血まみれだった。現場からは大きなナイフが押収されている。
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■脳性麻痺で車椅子生活だった姉
この事件で犠牲になったのは、19歳の姉ヘレン・マリー・ミラーさん。脳性麻痺を患い会話ができず、車椅子生活だったことがわかっている。大量出血のなか意識を失った状態で病院に搬送されたヘレンさんは、午前4時13分に死亡した。
なお、犯行当時、姉妹の両親は別の寝室で眠っていた。
事件を伝えた『Lancaster Online』のFacebookには、娘の1人が殺され、もう1人が殺人犯として刑務所に送られるだろうという状況にどれほどショックを受けているか、両親の精神面を心配するコメントが相次いでいる。