『ジャンプ』新連載は鬼滅の再来か 「さすが矢吹先生!」と絶賛の声

漫画家・矢吹健太朗氏が『少年ジャンプ』本誌に堂々帰還。作品の内容に反響の声が多数上がっている。

2020/06/15 19:00

ジャンプ

15日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて矢吹健太朗氏が描く『あやかしトライアングル』が連載スタート。第1話から読者の予想を良い意味で裏切る展開を見せ、ネット上では興奮の声が多数上がっている。



 

■大正義・矢吹健太朗氏とは

恐らく矢吹氏の代表作を聞かれて頭を抱えるのは、記者と同じアラサー世代が大半だろう。

なぜなら矢吹氏は1999年、わずか18歳で『邪馬台幻想記』の連載を開始し、『ジャンプ』本誌に鮮烈なデビューを飾った。その後は『BLACK CAT』で正統派能力ものバトル漫画を描いたかと思えば、次作『To LOVEる -とらぶる-』ではお色気路線に舵を切り…と、多数の代表作を持つ漫画家なのだ。

少年誌に掲載する上でかなりギリギリなラインを攻めた描写や、「心が汚れた人物にしか理解できない」表現を取り込んだ飽くなき向上心の持ち主で、少年漫画を1つ上のステップへと押し上げた立役者と呼んで差し支えないだろう。


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■満を持しての復帰

『To LOVEる』の連載終了後は『ジャンプスクエア』などでコンスタントに連載を続けてきたが、ここにきてまさかの本誌復帰は多くのファンに衝撃を与えている。

タイミングも非常に劇的で、5月には大人気漫画『鬼滅の刃』が連載を終了し、先週号では『ゆらぎ荘の幽霊さん』、今週号では『約束のネバーランド』が大団円を迎え、最終回ラッシュが続いているのだ。

そんな中で新作を提げて降臨した矢吹氏は、ファンにとって何より尊い存在に映ったはず。


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■喜びの声続出

新連載『あやかしトライアングル』の第1話では勢いのあるバトル描写も魅力だが、特筆すべきは『鬼滅の刃』に登場する技の一つ・生生流転(せいせいるてん)をパロッたと思われる秘術・性醒流転(せいせいるてん)の存在。

その恐ろしい効果については敢えて省略するが、ネット上では「和風ファンタジーでこの技…鬼滅の再来じゃないですか!」「さすがおれたちの矢吹先生!」といった声が続出している。

読切掲載の時から数え、矢吹氏の作品を22年間読んできた記者からしても、非常に魅力的に映った今回の新連載。矢吹ワールド全開なストーリーになることを期待したい。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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