職員の新型コロナ陽性が判明した大学病院 カーテンごしの採血で厳戒態勢

20日に職員の新型コロナウイルス陽性が判明した都内の大学病院を訪れた記者が見た、厳戒態勢の状況で働く医療従事者たち

2020/04/25 08:20

椅子

20日に職員が新型コロナウイルス陽性であることを発表した都内の大学病院は、当面の間新規入院、外来診療の休止を発表。予約済みや悪性疾患の患者のみ、病状を見て診療可能とのことで、内部は徹底した感染予防対策を講じる厳戒態勢で運用されている。



 

■受付前に検温をしてから入場

記者が持病の検診のため都内某所の大学病院を訪れたのは、24日。同病院は、20日に職員が新型コロナウイルス陽性であることが判明したばかり。

記者は10日にも同病院を訪れているが、受付からして2週間前とは違った雰囲気。まず、自動ドアの前に体温計を持ったスタッフが数人待ち構えており、「おでこにかざすだけで計測できる装置」で体温を測定。

患者と接するスタッフは、マスクやメガネ、ゴム手袋などを装着している。


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■透明のカーテンごしに採血

普段は受付があるフロアは閉まっており、2階には機械だけで完結する簡易受付けが。患者数も通常と比べるとおよそ3割程度といったところ。採血をする際も、透明のカーテンごしで、丸く空いた隙間から腕を差し出すシステム。

看護師と患者はカーテンで仕切られているので、「血管が出にくいんです」「痛かったら言ってください」というような「必要な会話」は、遠慮なく交わすことができる。

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■フェイスシールド装着の医師も
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