ambieのイヤホン、ネット広告を見て購入したら「悪質な模倣品」だった

一時期ネット上で話題になっていた「まるで米津玄師が目の前に」というイヤホンの広告。斬新な内容であり気になったため購入してみたら悪質な模倣品だった。

画像をもっと見る

---

 

■ネット広告を見て購入

話題の広告になっているのは「ambie sound earcuffs」（写真の商品は模倣品）。商品名に「イヤーカフ」とあるように、耳の穴に装着するカナル型やインナーイヤー型とは異なり、イヤーカフのように耳自体に装着するイヤホンとなっている。

「まるで米津玄師が目の前に」という興味深いキャッチフレーズの広告がネットで話題となり気になっていたため、購入して使い心地を記事で紹介。しかし、その後ambie公式から「紹介している商品が模倣品の可能性がある」と連絡があった。

関連記事：アメリカ人が「日本うらやましすぎだろ！」と語る激安アイテムが予想外すぎた

 

■広告はニセモノ、商品は悪質な模倣品

公式サイトにも掲載されているが、じつは現在ambieの模倣品が各所で出回っているという。

ツイッターやYouTubeなどに掲載されていた広告であるため信用して購入したが、それはambieとは全く関係のない「ニセモノの広告」。記者に届いたのは模倣品だった。

関連記事：本当に330円！？　ダイソーのワイヤレスイヤホンが価格破壊すぎる…

 

■正規品と比べてみた

そこで改めて公式のオンラインストアにて購入することに。届いた正規品がこちらだ。

両者を比較したうえであらためて模倣品を確認。イヤホン本体のほかに、充電器の役割を担うケース、商品パッケージまで似せて作っているというのだからかなりタチが悪い。

ケース、イヤホンともかなり精巧に模倣されていることがわかる。ただ、正規品のほうがマットな質感で高級感があり、音質にも圧倒的な差があった。

関連記事：若い女性は過激アダルトビデオの見過ぎに注意　「性生活を脅かす」と専門家が指摘

 

■使い心地が最高すぎる

まさにイヤーカフのようなおしゃれなデザインでファッション性にも優れている「ambie sound earcuffs」は、耳の穴を塞がないため周囲の音をそのまま聞けるのがポイント。例えば、車の接近や駅のアナウンスに気がつくことができ、装着したまま友人との会話を楽しむことができる。外音取り込み対応のイヤホンとはまた違った魅力がある。

装着するとこのような感じに。通常のイヤホンであれば振動で落下する危険があるが、ambieは耳の上部から挟み込んで引っ掛ける仕組みのため余程のことがない限り外れないので安心だ。

実際に音楽を聞いてみたところ、まるで耳元に自分専用のスピーカーが設置されているよう。想像以上に音質が良く、音楽はもちろん、ラジオ、YouTubeなど何を聴くにしても大活躍してくれる。

何よりこの特殊な形状により長時間使用していても耳が疲れにくいため、イヤホンを使う頻度や時間が長いという人には最適だろう。

関連記事：京都で見かけたこの柱、お気づきだろうか…　驚きの「情報量」に称賛相次ぐ

■模倣品に騙されないために…

なお、あまりにも模倣品が悪質であったためambieに情報提供を踏まえ取材を申し込んだところ、現在全力で模倣品への対応を行っているとのこと。下記の資料を提供してくれたが、記者が購入してしまったものとは別のタイプの模倣品も出回っている様子だ。

箱のサイズやハンコの有無、商品の形状、質感、音質などさまざまな違いはあれどオンライン上で見分けるのはなかなか難しい。

そのため購入する際はambie公式のオンラインストアをはじめとするamazon、楽天市場、yahooショッピングの直営店舗、また公式サイトに掲載されている取扱店舗で商品を購入してほしい。

もし、自身が持っているambieが正規品であるか不安がある場合は、ambie公式アプリを使用してほしい。正規品であればイヤホンが認識され、イコライザーやボタンの振り分けなど各種便利機能が使えるようになる。

新しい世界を体感できる素晴らしいイヤホンであるからこそ、購入の際は注意したい。

・合わせて読みたい→若い女性は過激アダルトビデオの見過ぎに注意　「性生活を脅かす」と専門家が指摘

（取材・文／Sirabee 編集部・根室 ひねき）