貨物機の車輪奥に隠れ高度1万メートルを数時間 16歳少年が低体温症で救急搬送

警察は、人身売買組織が絡んでいる可能性も視野に入れつつ、捜査を行うという。

2021/02/14 13:30

貨物航空機
(vovashevchuk/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

飛行機の車輪をよじ登って降着装置の格納部に隠れ、目的地に着くまで数時間じっと耐え続ける。これは、死と隣り合わせの大変危険な違法行為だ。ある空港でこのたび確認された事例について、オランダの『Netherlands News Live』やイギリスの『The Guardian』などが報じている。



 

■少年が車輪の格納庫に潜伏

今月4日午後、オランダのマーストリヒト・アーヘン空港に着陸したトルコ航空のエアバスA330型貨物機において、車輪の格納庫の奥に潜んでいる少年1名が発見された。

同機は3日にナイロビの空港を出発。トルコのイスタンブール国際空港、そして英国のロンドン・スタンステッド空港を経由してオランダに飛んできた。


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■重度の低体温症で救急搬送

ロンドン・スタンステッド空港からマーストリヒト・アーヘン空港の飛行距離は、400キロメートルほど。貨物機は数時間にわたり、上空38,000フィート(高度11,000メートル強)を維持していたという。

少年はケニア出身で16歳。重度の低体温症が確認され、ただちに付近の病院に救急搬送された。順調に回復を見せているという。

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■人身売買組織も関与か
飛行機空港人身売買少年低体温症翻訳記事貨物機車輪密航降着装置
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