「夜の営み丸聞こえ」と忠告の手紙まで 壁の薄さで隣人双方がトラウマに

ごく薄い壁に感じ取れるのは、施主や建設業者のモラルの低さ。集合住宅は、暮らす人の気持ちも考えて建ててほしい。

2021/03/14 15:00

騒音・隣人トラブル

アパート、マンションなど集合住宅に暮らすうえで気になるのは、部屋の上下階や左右に暮らす「ご近所さん」。自分の迷惑行為を注意されて立場が悪くなることもあれば、隣人の迷惑行為に耐えられず、不本意ながら引っ越す人もいる。

そして無視できないのが、建物の粗悪で薄い壁が原因でトラブルになるケースだ。



 

■両者ともにストレス

このたびオーストラリアのニューサウスウェールズ州で、あるアパートに暮らす一家に、隣家から「小さな子供の声、夜の営みから生活音まで、お宅の音がすべて丸聞こえ。シャワー姿まで見えてますよ」と忠告する手紙が届いた。

手紙をSNSに公開し、苦痛を訴えた部屋の借主。さっそくイギリスの『Mirror』がその話題を紹介し、同じ状況に悩む人々の間で波紋を広げている。


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■壁の薄さこそが問題

このケースの問題は、双方が加害者であり被害者であることだ。隣人が逆恨みされることを覚悟の上で長文の手紙を書いたのは、我慢の限界を超えたから。それまで彼らは、長いこと苦痛と不眠ストレスに悩まされていたのだった。

また手紙を受け取った側は、その日を境に隣人の「耳」「目」にビクビクする暮らしが始まった。両者の間にとてつもない緊張が生まれ、当然ながら関係は悪化しただろう。

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