「テレビを倒されカッとなった」 20歳の母が1歳にも満たない我が子を殴り殺す

育児をまったく楽しめていなかった母親。いつかこんな日がくることを誰もが心配していた。

2019/12/23 09:20

つかまり立ち
(yaoinlove/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

赤ちゃんを育てる親に何より求められているのは寛容さと我慢強さ。どんなイタズラをされても、怒りたくなっても、「相手はまだ小さな赤ちゃんなのだから」という気持ちが必要だ。



 

■薄型テレビを倒されて…

米国ミシガン州デトロイトで今月5日午後5時ごろ、20歳の母親が1歳にも満たない息子を「しつけ」「お仕置き」などと称して激しく殴りつける虐待事件が起きた。

かねてから短気だったリオナ・ニコルズという母親。その怒りの導火線に火がついてしまったのは、つかまり立ちが楽しい時期にある息子のヴィストンくんが薄型テレビを誤って倒し、壊してしまったことがきっかけだった。

その瞬間リオナはヒステリックな怒鳴り声をあげ、幼い我が子に向かって拳を何度も振り下ろしたという。


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■「ちょっと引っ叩いた」は嘘

デトロイト・チルドレンズ病院に運び込まれたヴィストンくんはすでに意識がなく、外傷による脳腫脹も起きており、翌日に息を引き取った。

リオナの説明は「ちょっと引っ叩いただけ」というものであったが、検査では頭蓋骨、鎖骨、骨盤、肋骨に骨折が確認されたことから、医師は「虐待致死以外の何ものでもない」と当局にすぐに報告している。

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■経済的にも精神的にも余裕なし
骨折テレビアメリカクラウドファンディング虐待暴力頭蓋骨骨盤乳児肋骨
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