太田光、旧統一教会被害者の救済法案に持論 「法律だけの問題じゃなくて…」

10日に可決成立した旧統一教会の救済法案について、爆笑問題・太田光が思うことは。

2022/12/11 12:50

爆笑問題・太田光

10日に可決・成立した旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)被害者の救済法案について、11日生放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で爆笑問題の太田光がコメント。今後、宗教に関して改憲レベルでの国民的議論が必要になると持論を述べた。



 

■高額寄付などの救済・防止法案

スタジオには教団を20年以上取材しているジャーナリスト・鈴木エイト氏を招き、同法案が成立したことについて議論。

法案には被害者救済に不十分との指摘が多いが、薄口政治評論家の杉村太蔵は、与野党で合意がとれたことや早期の成立ができたことなどに一定の評価を下す。

太田も「こういう流れになったことはいいとして」と方向性自体は歓迎した。


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■「スケールの大きい話」

だが、続けて「結構、割とスケールの大きい話で」と前置きすると、「この国が宗教をどう捉えるかっていうのと同時に、この法律は、言ってみれば、個人が自分の財産を使う自由をある程度方向づけるっていう」とコメント。

信仰やお布施が自由であることを踏まえながら、「要するに、民主主義的な観点からすると、そっちもケアしながら考えていかないと」「統一教会だけのことではなくて、全体に関わる法律だから」と指摘した。


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■改憲並の国民的議論が必要?

太田はさらに、「もうちょっと深い国民全体の議論が必要で… 例えば、憲法改正レベルの話に、だんだんこの先はなっていく気がするんですけど…」との持論を展開。

国民的議論が必要になると引き続きスケールの大きさを指摘すると、その後も「もうひとつは、法律だけの問題じゃなくて、哲学的な」「思想的に、もうちょっと教育の部分で宗教というものをどう捉えるかとか…」と別の観点からも問題提起する。


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■「ある程度どこの親でも…」

太田の指摘は一貫しており、「日本人ってやっぱ、宗教に対して普段あんまり興味がないというか。信仰の切実さだとか、もうちょっと教育の部分でも教えていくっていうのは、文化の面でも考えていく必要がある気がする」などと続けてコメント。

「親が自分の価値観をこどもに伝えたいってのは、ある程度どこの親でもありますよね? それが強さによって違法になるのか合法になるのかってのは、またすごく漠然とした問題だから、議論を深めないと」など、大きな問題ゆえに議論を深める必要があると説いていった。

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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太

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