『ヨドバシカメラ』営業再開 それまでと明らかに違う異変

新型コロナウイルスの感染を防止するため一時休業していた「ヨドバシカメラ」が次々再開している。しかし実際に店舗に足を運ぶと、往時とは違った光景が広がっていた。

2020/05/12 07:00

新型コロナウイルスの感染を防止するため一時休業していた「ヨドバシカメラ」が次々再開している。しかし実際に店舗に足を運ぶと、往時とは違った光景が広がっていた。


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■一部はまだ休業

ヨドバシカメラ

緊急事態宣言から1週間後となる4月14日、ヨドバシAkibaをはじめ、都市部の主要店舗15店を一時休業させていたヨドバシ。

ゴールデンウィーク直前となる24日には15店舗の営業を再開した。おもちゃ売場、ゲーム売場、レストラン街などのフロアは休業のままだが、家電やスマホなど生活必需品を扱うフロアには買い物を楽しむ客たちの姿があった。


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■目的のフロアだけに行かせる試み

ヨドバシカメラ

ただコロナの影響で、平時のようにウィンドウショッピングを気ままにできる雰囲気ではない。東京・町田の駅前にある「ヨドバシカメラマルチメディア町田」に行ってみると、まず店舗入口には複数人のスタッフが待機しており、店内の混雑を避けるための入場制限を行っていた。

そのため訪れた客一人一人に「今日は何をお求めですか?」と目的の商品をヒアリングしており、お目当のフロアに客が集中しないようにカウント。また、売り場の案内や、休業フロアの説明なども行っており、お客の無用な店舗内回遊を防止する効果もありそうだった。


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■店内は静けさ

ヨドバシカメラ

そんな“関所”のような場所を進むと店内。しかし、いつもに比べると客もスタッフもだいぶ少ない。

記者は巣篭もり対策として新型冷蔵庫(しかも都民だと都から13,000円分の商品券がもらえる「東京ゼロエミポイント」対象商品)の購入を検討していたが、フロアには3、4名ほどしか店員がおらず、なかなか相談しづらい状況だった。

どうにか1人対応してくれるスタッフがいたが、顔の前には透明のシールドを装着しておりまさに厳戒態勢。さらに往時には店内を彩っていたBGMもすべて止まっており無音だ。

店内には、どこか物悲しさはあるものの、将来のことを見据え“あえて長居させない”という雰囲気づくりに努めているようにも感じた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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