観光地の川からアルコールが検出 一帯は「閉め切った酒場のような臭い」に

もしも川の水が酒に変わったら…。酒好きにとって、夢のようなハプニングがハワイの観光地で発生している。

2021/11/25 05:15

川

飲みきれないほどの酒のことを、酒で満たした池に例えて「酒池」と言うが、現実に川の水が酒に変わるなど想像したことがあるだろうか。

アメリカ・ハワイ州のオアフ島を流れる川から、度数の高いアルコールが検出されたという不思議なニュースを、『Hawaii News Now』『Food and Wine』などの海外メディアが報じている。



 

■決して無視できない数値

ハワイ州のオアフ島を流れるワイピオ川は、現地の言葉で「曲がった水」を意味する。このほど『Hawaii News Now』が川の水質調査を行ったところ、流れる水のアルコール度数はなんと1.2%にもなったという。

これは、一般的なビールが5%程度とすると約4分の1程度ではあるものの、ノンアルコールビールでも0.5%以下であることを考えると、酒に弱い人なら酔っ払ってしまうかもしれない数値だ。


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■閉め切ったパブのような臭い?

現地を訪れた観光客によると、川の中に含まれているアルコールは辺り一帯を酒臭くするのには十分だったそうで、「3、4日間全く換気をしていないビアパブのようだった」と、その時の様子を振り返っている。

また、この問題を保健省に報告したとされる環境活動家のキャロル・コックス氏は、アルコール入りの川の水が自然にもたらす影響について、「非常に気がかりです」と述べている。

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■原因はアルコール販売業者
ハワイオアフ島アルコール翻訳記事環境汚染ワイピオ川ビアパブ
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