お正月のお餅にカビが生えた経験は? 「若者の餅離れ」も影響か…

まとめ買いしてお正月の間ずっと食べていくため、ついついカビてしまいやすいお餅だが…。

2023/01/01 14:30

鏡餅・カビ

お雑煮や磯辺焼き、お汁粉など、日本のお正月には欠かせない食材のひとつ、お餅。栄養価も高く、美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまうのが玉にキズではある。


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■カビが生えやすいお餅

お餅という食材にもうひとつ課題があるとすると、カビが生えやすいこと。冷蔵保存すると固くなってしまうため常温に置いておく家庭もあるだろうが、空気中に飛んでいるカビの胞子がつき、冬であってもすぐカビだらけになってしまうのだ。

脱酸素剤がついて個包装になっている切り餅の場合、カビ被害はかなり防げるが、それでもせっかく買っておいたお餅がもったいない結果になってしまった人は少なくないのではないだろうか。


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■5割が経験あり

Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の48.4%が「お正月のお餅にカビが生えた経験がある」と回答。およそ2人に1人というかなりの割合で、「お餅はカビるもの」と認識しておいたほうがよさそうなくらいだ。

お餅・カビ


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■若い世代は未経験?

ところが、世代別では大きな差も見られる。10代〜30代では、2割以上の人がお正月用にお餅を買いも作りもしないことが明らかになっているが、そのせいもあってか、10〜20代でカビ被害を経験している人は29.9%と最も低い。30代でも40.5%にとどまっている。

経験率なので、年齢が上がるほど高くなる傾向はあるものの、60代では72.2%がカビ被害を受けている。

お餅・カビ


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■防カビの保存用シートも

お餅は冷蔵すれば固くなるものの、カビが生えるのを遅くすることは可能。また、ワサビやカラシなど揮発性のある防カビ成分を含んだお餅保存用シートなども市販されている。

専用シートを使わなくても、ジップロックなどに入れてチューブの練りワサビや練りカラシを少し入れておくと、同じような効果も。早く食べきることも意識しながら、美味しいお正月を過ごしていただきたい。

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年12月9日~12月12日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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