猛毒のセアカゴケグモ、都心に現れる可能性は? 都の環境局に話を聞くと…

発見されるたび話題になるセアカゴケグモ。都心で遭遇する可能性はあるのか。もし見つけたらどうすれば良いのか。

2019/11/21 07:15

セアカゴケグモ
(houani/iStock /Getty Images Plus/画像はイメージです)

特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」。日本に輸入される資材に付着して国内に侵入したと言われる生物で、国内でも発見情報が少なくない。19日にも岐阜市の小学校の敷地で見つかりネット上で話題になった。

この情報はあくまで地方での話であるが、毒を持つセアカゴケグモが都内に現れる可能性はあるのだろうか。



 

■江東区は要注意?

しらべぇ編集部は20日、東京都環境局自然環境部計画課の担当者に話を聞いた。東京都の中でもとりわけ人が多い都心部について話を聞くと、「区部でもあります。特に南東のほう…」との回答があった。南東という話であったが、その中で目立つのが江東区の臨海副都心部だ。

実際に確認した場所としては東京ビッグサイト、都立東京臨海広域防災公園、シンボルプロムナード公園といったところ。また豊洲市場近くでは卵をもった個体も発見されている。


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■どこに出るかわからない

一方でほかの区部では「パラパラと」と話している。しかし油断は禁物だ。担当者によると自動車のタイヤのホイールに巣を作ってそのまま移動したという話を聞いたことがあるそうだ。

それを考えると輸送する際になんらかの荷持に巣を作っており、移動先でセアカゴケグモが見つかるといったケースも考えられるそうだ。

「物流施設は区部にもありますので、どこで見つかってもおかしくない」とも担当者。いつどこで出会うかわからない以上は警戒するに越したことはない。


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■万が一遭遇したら?

もしセアカゴケグモと遭遇してしまったらどうしたら良いのか。これについては環境省の資料などが詳しい。これらによるとセアカゴケグモは攻撃性はないものの、触ると咬まれる可能性がある。そのため素手で捕まえたり、触らないようにするのが重要だ。

もし駆除をする場合はピレスロイド系の家庭用殺虫剤を散布する。皮膚に触れないように靴等で踏み潰す。また熱湯をかけるといった手段がある。いずれにしても発見した場合は住んでいる自治体に連絡する。

また不可抗力で彼らに接触してしまう場合があるため、屋外で作業する場合は、軍手など手袋を着用。裸足でヤブなどに入らないなどしたい。

日当たりが良い場所や暖かい場所にある物陰や隙間に生息しているため、自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中などにも注意したい。

屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して屋内に持ち込まれる可能性もあるので、そこにも気を払いたいところだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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