大量の鼻血から記憶を失った女性 同じ恋人とラブコメのように熱愛中

20代の女性から突然流れた大量の鼻血。目からも血が噴き出し、やがて記憶も薄れていった。

2020/04/11 15:00

バラを贈る男性
(twinsterphoto/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

恋人と順調な関係を続けてきた20代の女性が、思わぬことがきっかけで機能性神経障害という深刻な病に侵されてしまった。一切の記憶を失った彼女は、面会に来てくれた家族や恋人の顔すら理解できなかったという。



 

■鼻ばかりか目からも出血

英国・サリー州在住のソフィー・クレイトンさん(26)。ある日、自身を襲った珍しい病と記憶障害についてメディアの取材に応じ、話題になっている。

夜勤のシフトで出かける準備をしていた昨年11月の夜、突然ドクドクと鼻血が流れ出して20分間近く止まらなかったうえに、左目からも出血し、家族を仰天させたソフィーさん。やがて左半身が動かせなくなり、脳卒中を疑った母親は救急車を要請した。


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■突然の記憶障害

ソフィーさんはその後、搬送先のロンドンの病院では自身の名前や日付がわからなくなり、携帯電話のロックを解除する暗証番号も思い出せなくなった。気づけばすべての記憶を失っていたのだ。

2017年11月から交際していた恋人ジョナサン・ウィルソンさん(26)、そして家族が面会に訪れても認識ができず、誰もがショックで打ちのめされてしまったという。

後の検査で、ソフィーさんの脳内では、出血による強い圧を発端とする「機能性神経障害」が生じていたことが判明。これは、脳と神経系を結ぶ信号が遮断された状態だそうだ。

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■あきらめなかった恋人
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