乳児期に誘拐された女性の数奇な運命 2人の父親とヴァージンロードを歩み…
生まれてすぐに誘拐されるも、大切に育てられた女性。「父親には感謝の気持ちでいっぱい」と語り…。
人生には稀に、神様のいたずらとしか思えない「不思議な出会い」というものがある。幼い頃に誘拐された経験を持つ、ある女性の仰天ストーリーをイギリスの『The Sun』が報じている。
■流産を誰にも伝えられず…
南アフリカのケープタウンに住むミチェ・ゼファニーさん(25)は1997年4月30日、生後わずか3日で、入院していたグルート・スチュール病院から誘拐された。
犯人はラヴォナ・ソロモンという女で、流産を経験したばかりだった。さらに家族や周囲にそのことを伝えられず、「妊娠は順調」と偽って生活していたという。
そして予定日に近づいたある日、ラヴォナは看護師に扮して病院に侵入。産まれたばかりの女の子を保育器から抱き上げ、連れ去ったのだった。
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■そっくりの転校生
ラヴォナは何も知らない夫のマイケルさんとともに、その子を「ミチェ」と命名。夫婦で大切に育てていった。
だが、ミチェさんが17歳になったある日、高校の下の学年にキャシディさんという女の転校生がやって来た。自身も周囲も驚くほど、彼女はミチェさんに顔がそっくりだった。
ミチェさんは「キャシディを見た瞬間、特別な繋がりがあると確信したの」「私たちはすぐに友達になった。一緒にいるとすごく安心できた」と当時を振り返っている。