「お腹の赤ちゃん分」10万円支給される自治体が話題 習志野市・大府市に取材した

新型コロナの特別定額給付金が、お腹にいる赤ちゃんにも支給される!その街の想いとは…

2020/06/03 19:00

国による特別定額給付金は、4月27日までに生まれた新生児も対象になる。一方、それ以降に生まれた子供に対しても、自治体独自で支給しようという動きがあることが取材で分かった。しらべぇ編集部は、その施策を実施する複数の自治体から話を聞いた。


画像をもっと見る

 

■全国に先駆けて実施中

その愛知県大府(おおぶ)市は、愛知県西部・知多半島の付け根に位置し、自動車産業が盛んな工業都市で、人口は約9万2千人。

大府市役所庁舎
(写真提供:大府市役所)

この街が全国に先駆けて、お腹にいる赤ちゃんに対しても、市独自に特別定額給付金10万円を支給する。その条件は2つあり、1つ目は、2020年4月28日~2021年4月1日に生まれ、大府市に住民登録すること。

2つ目は、母親が2021年4月27日(特別定額給付金基準日)時点で大府市に住民登録があり、申請日まで引き続き住民登録を有していること。


関連記事:10万円給付金の申請書に「希望しない」欄 なぜあるのか総務省に聞いてみた

 

■受給権者は母親

申請・受給権者は、支給対象者の母親となっている。特別定額給付金の趣旨を踏襲し、子供1人当たり10万円(例:双子の場合は、20万円)とし、所得制限は設けない。

6月から対象家庭に順次申請書類を発送し、書類の中には、「出産のお祝いと子育てを応援する岡村市長のメッセージ」を同封するという。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■同じ学年の子供たちを同じ扱いに
愛知県千葉県新生児習志野市新型コロナ特別定額給付金大府市所得制限自動車産業
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング