ネットで「殺し屋組織」を見つけた女 元夫の殺害を依頼し実刑判決か
女性は「世界で唯一の殺し屋組織。あなたに代わり難しい問題を解決します」と謳うサイトを発見した。
激しく憎み合った末の泥沼離婚を経験した人は、「頭に来て殺意を覚えた」ことが1度くらいはあるのかもしれない。だが、それを実行に移して捕まるほど愚かではないはずだ。
アメリカのミシガン州では今、卑劣な嘱託殺人をたくらんだ時点で逮捕された女が、投獄されようとしているという。地元メディアの『FOX2 Detroit』『MLive』などが伝えた。
■元夫に強い殺意
事件はミシガン州ケント郡のロックフォードで、2020年7月に起きた。ウェンディ・リン・ワイン(52)という女が、離婚時に2万ドル(日本円で約230万円)を持ち去った元夫に、殺意を抱いたことが発端だった。
「殺したいが自分の手は汚したくない」と考えたリン・ワインは、殺し屋を雇おうとインターネットで検索。すると「私たちは世界で唯一の殺し屋組織。あなたに代わって抱えている難しい問題を解決します」と謳うサイトを発見したのだった。
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■偽名でも電話番号は本物を…
そう高くないお金と引き換えに、どんな汚い仕事でもやってくれると知り、リン・ワインはさっそく組織にコンタクト。だがそれは、ミシガン州警察が設けた『Rent-A-Hitman』というおとりのウェブサイトだった。
それにまんまと引っ掛かり、元夫の殺害を依頼したリン・ワイン。最初はグイド・フェネリという偽名を使ったが、連絡のための電話番号ではうそをつくことができなかった。