ペットのカンガルーに襲われた飼い主が死亡 毒ヘビや獰猛な犬による事故が後を絶たず
危険あるいは野生の動物をペットにし、それが理由で命を落とす人がいる。
オーストラリアで牧場を営み、アルパカの繁殖を続ける一方、ペットとしてカンガルーをかわいがっていた男性が、突然そのペットに襲われ死亡した。
「危険ですよ」と警告されながらも、そうした動物に魅せられてしまう人たち。海外では、毒ヘビや獰猛な犬をペットにする人も後を絶たないようだ。
■アルパカのブリーダーだった
ペットの急襲により命を落としたのは、西オーストラリア州南部のレドモンドというのどかな町で、1997 年から「Agonis Alpaca」という牧場を営んでいたピーター・イーデスさん(77)だ。
『news.com.au』『ABC News』などが報じたところによると、牧場には色とりどりのアルパカが60頭ほど飼育され、動物愛好家の彼はなんと3歳のメスのカンガルーをペットにしていた。
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■強いキック力ばかりか歯や爪も
11日、イーデスさんはそのカンガルーに突然襲われ、叩かれる蹴られるなどした揚げ句に現場で死亡。警察は「残念ながらカンガルーは射殺しなければならなかった」と発表した。
カンガルーは鋭い爪と歯と強いキック力を持ち、攻撃的になることがある。だが致死的な攻撃は極めてまれだといい、1936年から実に86年ぶりの出来事だという。