発達障害の10歳少女がいじめを苦に自殺 「臭くて愚鈍」と教師が残酷発言
母親は「広汎性発達障害だから苦しみを感じていないというのは、誤った認識です」と涙ながらに話している。
広汎性発達障害と診断されていたアメリカの小学5年生女の子が、学校でのいじめを苦に、このほど自ら命を絶った。教師からも残酷な言葉が投げかけられていたことを、『Fox13 News』『Atlanta Black Star』ほかが伝えている。
■広汎性発達障害と診断
6日、ユタ州ソルトレイクシティに暮らしていたイザベラ・ティシュナーちゃん(10)は、学校でのいじめに苦しんだ末に自ら死を選んだ。首吊り遺体を、幼い姉妹が発見するというむごたらしさだった。
イザベラちゃんは幼い頃から周囲と上手に打ち解けることができず、「ちょっと変わった子」と受け止められていた。医師からは、広汎性発達障害による自閉症とディスレクシア(失読症)と診断されていたという。
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■教師にも冷たく扱われ…
イザベラちゃんの母親のブリタニー・ティシュナーさんは今、「通っていたフォックソボロ小学校では、教師も娘に冷たい態度だったのです」と訴えている。
その学校にわずか2%しかいないアフリカン系の児童であることから、イザベラちゃんはNで始まる卑語で呼ばれ、教師は「臭い」とも言い放った。登校してきた他の児童には「おはよう」と声をかけるのに、イザベラちゃんだけ無視されていたという。